お前は虎だ、虎になるのだ!


アメリカ合衆国のアマチュア無線ライセンスは世界で最も通用すると言われています(2006/6/10)

もちろん、日本でも従事者免許証相当として通用します。

また、アメリカ合衆国で日本の局免許を元にアマチュア無線活動を行おうとすると、「日本の免許内容とアメリカ最上級の操作範囲の重なる部分」という実に分かりにくい制限で、例えばアメリカの144MHzバンドは144-148MHzですが、日本では144-146MHzなので146-148MHzが現地では使えないという不便な面もあります。

せっかく岡山空港からグアムに行けるのだから、行く機会があったときにいつでも現地で制限無く無線三昧出来るよう準備しておきたいものです。

とお堅い理由は置いておいて、記憶力低下防止に新たな刺激を求めてX虎まで受けてみようかということになりました。

何せ、放送局並みの4文字コールサインが貰えるそうだし。

今持っているのは20年前に取った日本の電信級...今の3アマです。

※2006/8月期国試で1アマに合格しました。FCC試験の勉強も十二分に役立ったと思います。

※2006/6現在の制度で説明しています。2007/2よりCW(モールス符号)の実技試験はありませんから受験希望者は学科に専念してください。

※受験費用は受験当時の額です。必ず受験申し込み時に最新の額を確認して下さい。


日本国内で試験執行を行っている団体

私のblog左側に掲載しているので、そちらを参考にして下さい。

また、ARRL Webにも掲載されています。

※VE Teamの改廃は現状に合うよう行っていますが、無報酬で行っているため必ずしも永続するとは言えず、Team自体が無くなることも多々あります。

以下は、私が受験するにあたって行った対策や手配を時系列に並べています。


2006/5/9行動開始

連休も終わって金も無くなって、勉強するには良い環境です。

まずは以下のものを用意しないといけません。

(1)アメリカ合衆国内の住所

これが無いと先に進みません。

アメリカFCC(連邦通信委員会:日本の総合通信局みたいなエージェント)が管理している場所ならハワイでもグアムでも良いのですが、必ず「郵便物が届く」住所です。

親類縁者、友人に勤務先の海外支店など当たってみましょう。

私の場合は思いつかなかったのでレンタル私書箱を借りました。

それなりに費用が掛かりますがぐぐればいろいろ出てきますし、中には登録維持自体は無料の会社もあります。

今までにQSOしたアメリカ合衆国在住の局に電子メールを出してお願いしたとか、涙ぐましい努力をされる方もいるようです。

意外と成功率高いみたいですけど。

法律違反でも犯さない限り郵便物は最初の紙ライセンス発送ぐらいしか来ないので(ハムショップのダイレクトメールは来るかもしれない)転送してもらったお礼に日本のカレンダーや民芸品を送るとか 誠意を見せれば喜ばれるのではないでしょうか。

(2)FRN

要はアメリカFCCの利用者登録番号です。

Webから登録できます。

日本の住所でかまいません。

各VE TeamのWebページで確認して下さい。

次にいつ受けるかです。

日程を各VE TeamのWebページで確認して下さい。

2006/6/10-11に大阪府池田市で行われる関西ハムフェスティバルのイベントとしてARRL 岡山VE Team(現在は活動終了)が執行する試験が1月先だし良いだろうと決めました。

まあ、落ちても地元のVE Teamだし、次の9月で受ければいいかあ、という安易な選択です。

前後の週に九州や名古屋でもあったのでどこでも大差無かったのかも知れません。

早速岡山VE Teamへ電子メールを出し、6/10 10:00から受験する旨伝えました。


受験資格を考える

※受験当時の制度で説明しています。2007/2以降に受験される方はCW試験がありませんし、最下級のTechnicianでも一部のHF CWに出ることができます。

アメリカのライセンスはおねえさんが喜んでくれるらしいTechnician Class、部下に将軍様と尊敬されるGeneral Class、なぜか呼び名は映画のエキストラと同じだが 一番難しくてなんでもアリのAmateur Extra Classの3つです。

日本同様CW(モールス符号)の受信試験を必須としています。

しかし、一番下のTechnician Classだけは無くてもOKです。

その代わり、HF(短波)には出れません。

もちろんCWの試験に合格したらTechnicianでも昔のノビスバンドと呼ばれるわずかな周波数に事実上CWのみで出れるというおまけはありますが、実質無いのと一緒です

V/UHFのレピータが使えたらいいわ、という方が多いのはあちらも一緒のようで、世界が相手のHF(短波)に関心が低ければパワーの上限はどのクラスも原則1.5KW出せるのであえてTechnicianで通す人も多いみたいです。

それでも非常通信は出来ますから国家に貢献できますし、彼らの言う愛国心も満たされるでしょう。

私は日本のアマチュア無線免許ではHFの指定を受けていますから、Technician Classでは意味が無いのです。

最低1つ上のGeneral Classが目標ということになります。

アメリカ合衆国のライセンスを得てしまうと日本とアメリカとの相互運用協定は適用されなくなってしまいますから、間違ってTechnician Classで終わってしまうとかえって制限が出来てしまいます。

という訳で、CWが必須かよ〜。

科目合格が認められているので、CWに一度合格したら365日間は免除されます。

要は1年以内に学科を取れよ、ということです。

科目と資格(2007/2以降)

※以下は原則で、一部のバンド(例:10MHz帯)や運用場所(例:グアム、サイパン)では例外があります

呼称 日本の同等資格
(開局申請可能)
運用範囲 Element 2
(T学科)
Element3
(G学科)
Element4
(E学科)
Technician 4アマ 50MHz以上最大1.5KW
(HFの一部も200W許可)
- -
General 2アマ 全バンド最大1.5KWだが
HFバンド内に歯抜けあり
-
Amateur Extra 1アマ 全バンド最大1.5KW

日本と違って飛び級は出来ないので、必ずElement2,3,4と順番に受験、合格することになります。

そのかわりElement間に出題問題の重複はありませんから、合格したElement分は忘れてしまっても受験する上ではあまり問題になりません。


戦術決定

そして、兵器の調達を行いました。

一番派手な色がTechnician,次いでGeneral,一番白いのがExtraのQuestion Poolを印刷したもの。

普段はQSLカードの印刷に活躍しているレーザープリンタであっという間に紙の山ですよ!

そのまま刷るとそれこそ山になるので、1枚に2ページ印刷して紙の量を半分にしました。


CWの攻撃

※2007/2以降に受験される方は必要ありません。

何は無くてもCWにパスしないとTechnician止まりです。

必死に会得しないといけません。

さて、FCC試験のCWは5WPM(1分間5単語)です。

1WPM=5文字(PARIS)と言われているので1分間25字、つまり昔の電信級、今の2アマ以上の速度と同じと考えがちですが、実際はやや速いのです。

その代わり字間や単語間を調整して書く時間、考える時間を与えてくれています。

点か棒か分かりにくい日本と比べると、かえって取りやすいです。

という訳で昔の2アマの1分間45字程度の教材が良さそうです。

用意したのは1972/11/15初版発行らしいCQ出版の「音感法による欧文モールス・マスター法」というカセットテープです。

カセットテープというメディア自体古〜い。

実は1990年頃に2アマ受験用に買って、そのままだったものです。

16年間も眠っていたのです。

さすがにカセットテープなので何度も聞くと音が伸びるリスクがあったり、家に再生機器自体無かったりします。

こちらは再生可能な車の中で流しっぱなしにして、主に符号を覚えるために使うことにしました。

家ではもっと実践的な試験シミュレータを使います。

AA9PWのサイトにあります。

毎日1回模試をするのです。

最初のうちは悲惨な結果ですが、不思議なことに1ヶ月も続けると結構取れてきます。

あちらの試験は日本のようなソリッドコピーもありですが、「送信者のコールサインは?」といった質問に答える形式だそうです。

10問の設問があり、7問以上正解で合格だそうです。

ここはもちろんこの形式での模試が可能なんです。

必要なのは、試験では「書き取り」を要求されるので、チラシの裏でも結構なので必ず「紙に書いて」下さい。

これは練習しない限り絶対に出来ません!

キーボードでタイプ、なんてのは実際の交信の練習にはなりますが、試験対策にはなりません。

合格するまで捨てずに取っておくと「これだけ練習したんだ」という自信の裏づけになりますよ。


学科の攻撃

実は公開されているQuestion Poolから一字一句全く同じ文面で出るので全部覚えたら必ず合格するのです。

もちろん選択肢の順番はランダムです。

Question Pool自体も無料でWebから入手できますが、数年に一度問題の改定があるので、最新のQuestion Poolを使いましょうね。

しかも、和訳してくれている素晴らしい方がいるのです。

Extra養成ギブスでひたすら撃つべし!撃つべし!撃つべし!

蛍光ペン1本空にしたぞ!

分かってきたら1問ごとに回答を確認してくれるQRZ.COMで苦手問題を洗い出せ!


直前2週間

表にして成果を残すべし!

結果が悪くても同じエレメントはすぐには何度も受けない!ウイークポイントをはっきりさせて明日受ける!

青色は合格点に達した印です。

6/7の学科が無いのは、急な発熱でダウンしたためです。

それでもCWだけは挑戦しています。


2006/6/10 試験当日

会場は同時に4アマ試験も行われたので、ものすごい人でした。

写真さえあれば当日受付、当日発表、当日従免申請まで出来るそうです。

時間が無かったので横から割り込んで2階に移動しました。

翌日は1回だけ3アマもあったそうで、50W目指してさぞかし席取りがすさまじかったではと予想されます。

ひときわ派手な張り紙です。

オリエンテーション

10:00を待たずして事前に受験予定を表明していた8人が揃ったので事務手続き開始です。

7人が新規受験でCWからで、1人がGeneralからExtraへのアップグレードです。

まずは書類の記入から。

NCVEC Form605に記入します。

ボールペンやタイプ等、消えない筆記具で記入します。

内容は住所、FRN、名前、サイン程度ですが、この後解答用紙にもそれぞれ全部に書くのでいったい何度書かされたのやら。

名前は氏(LAST NAME)、名(FIRST NAME)の順番で当然ローマ字で書きます。

山田太郎だと、YAMADA TAROですね。

住所は日本のものを書いても意味がありませんからアメリカ国内です。

州の略称(カリフォルニアならCA、サイパンならMP等)やZIP CODEもあります。

あまりにも長い(文字が多い)とライセンスに全部記入が出来ないので、StreetをSt.とかにして、省略できる部分は行いましょう。

コールサインは持ってないのでNONEです。

次に受験料の徴収です。

$14だそうですが、当日は日本円で1600円でした。

最後に、持参した身分証明書で本人確認です。

パスポートが確実です。

本人の写真があるのと、ローマ字での名前が書いてあるためです。

DXバケーションで海外に行くときに、ライセンスのサインとパスポートのサインが違っていると無線機の持込で揉める元なので統一しましょうとのこと。

もちろんローマ字の名前が異なっているとやはり揉める元になるので合わせましょう。

受験するVE Teamによってはパスポートが必須です。米国での運用予定があることが前提ですから当然持っているはずだと思います。私も持参しました。
パスポート無しでも受験できる場合がありますが、後日パスポートを作るときに受付の人がローマ字の名前を勝手に解釈して結果としてライセンスと違ってしまったという悲しい方もおられます。

パスポート自体は渡航予定の有無に関わらず作ることが出来ます。

予定日を書かせる場合もありますが、これは渡航までに発給できるかを確認するためです。

パスポートの発給が間に合わない場合、本人確認の確証としては写真のある自動車の運転免許証で充分だそうです。

保険証等、写真が無いものはだめだそうです。

昔取った無線従事者免許証は、写真がどうかな...。

ひねくれた私は写真付き住民基本台帳カードを出してみましたが、あっけなくOKでした。

そんなに持っている人はいないと思いますが、全く何も持っていない人にはこれしか無いのではなかろうか。

電子申請に使えますし。

自分の写真を持っていけば市役所で即日発行してくれます(でも、本当に本人なのかの確認がその場で出来ない場合は本人に確認書類を郵送なのでもう一度出頭です)。

最後に、サインは英語、漢字いずれかでもかまいませんが、「パスポートにある通り」です。

私は漢字でサインしているのでもちろん漢字のままです。

名前とサインは「別物」です。

書く場所も異なります。


CW試験

※2007/2以降に受験される方はCW試験がありません。読み物として下さい。

Element 1開始です。

「今日は6種類用意してあるけど、ラッキナンバーがある人はいる?」だそうで...。

無かったので1番になったようです。

「芯が折れるリスクがあるので、鉛筆よりボールペンがいいよ。横線で消して横に書けばいいから。」だそうです。

ソースはCDオーディオで、CDラジカセを使いました。

最初に音量調整と耳慣らし用で1分程度流れるので解答用紙の裏面に書きますが、書かなくても成績には関係ないです。

これは完璧に取れましたが、取れても合否に無関係です。

その後本番が5分程度あります。

解答用紙の表面に書いていきます。

カリカリカリカリ。

岡山VE Teamの場合、先に「連続25文字取れているか」を評価するそうです。

「時間制限は無いので納得行くまで直してもいいです。」

しっかり消しゴムのお世話になりました。

「受信文を書き終わったら手を上げて渡してください。」

何と、選択問題を知らされずに受信用紙を取り上げられるのです。

全員受信用紙を取りあげられた後、

「コンマもピリオドもスラッシュも全部出た〜。」

「数字がいっぱい。アンテナの長さなんてのも出た。」

「AA9PWだとBTばっかりなのに、一度しか出ない。」

「無線機がケンウッドでも八重洲でもアイコムでも無く、ヒースキットだよ〜。」

とまあ、穴埋め問題の回答にならない程度に受験者同士で受信内容の話など。

結果は、「7人全員合格で〜す」

をを〜ぱちぱちぱち。

団結力が2上がった!

という訳でとりあえずこの先365日はCWの試験は免除ということになりました。

結局10問の設問は見ることが無かったですが合格なのでいいんです。

25文字の数え方は、

だそうです。

何と、じゃあ、AB1CDE/2 DE NO3PQRは17文字だけど"1/23"があるのでこれだけで21文字換算なんですか。

あとちょっとで25文字ですがな!

あと、VEの方は非常に勤勉かつ受験者に不安を与えないよう気を使っていることがよく分かりました。

日本の試験と比べてはるかに自由です。

飲み物は飲んでいいし、試験問題に向かっていなければ途中でトイレに行ってもいいし、試験に直接かかわらない内容なら私語も注意されません。

これがアメリカンクオリティですか?


日本の試験と違うのは、解答用紙を提出するとすぐに採点があることです。

1枚の解答用紙を3人で採点するので静かな訳は無く、誰かが解答用紙を提出するとそれなりに騒がしくなります。

VE同士の私語も多数聞こえるかもしれません。

かなり戸惑うと思いますが、アメリカの文化だと思って下さい。

実際現地でも賑やかな中試験を行う場合が多いです。

なお、本当に長時間うるさい場合ははっきり言った方が良いです。


学科試験

11:00頃から学科試験です。

鉛筆で記入です。

問題用紙は記入禁止。再利用のためです。

解答用紙は4択で、選択した回答に大きな×を書いてねとのこと。

●は歓迎ですが、〇は穴あきテンプレートで採点するので見にくくてだめなんです。

当然名前やアメリカの住所、FRNなどもElementごとに書かされます。

Form605と同じ内容に合わせます。

良く見ないと1行ずれて書いてしまうので注意してください。

時間制限は「会場の使用可能時間の範囲で無制限」です。会場が使える限り粘ることが可能です。

自分でこれで完全と思ったら手を上げて問題と解答用紙をVEへ渡して下さい。

日本で言う法規と無線工学は混ぜて出題されます。

計算用紙が貰えない場合は、解答用紙の裏を使えば良いです。


Element 2(35問中26問以上正解で合格)

ふふふ、見たことがあるのばっかり。

10分程度で手を上げ、そのままトイレへ。

帰ってきたら結果はもちろん「合格」

これを落とすとCWのCSCEだけ受領で、アメリカ合衆国のコールサインは貰えません。

計算問題はほとんど無く常識問題ばっかりですが、アメリカ合衆国の常識なのでやっぱり勉強が必要です。

商用電源は120VACですよ!

ある意味暗記力が全てです。

電波防護指針やバンドプラン、試験そのものの設問(Element何を取る事が必要か、って、問題用紙の表紙見れば分かるやん)、そしてレピータに関する問題は要チェックです。

レピータはマナーに関する設問が多いです。

日本に無いThird-Party Netなんてのも出てきます。


Element 3(35問中26問以上正解で合格)

11:20程度なのでそのまま挑戦。

11:50頃終了。

見たことが無いというか、答えを度忘れした問題多数でこれはまずいかも。

自信の無い設問は解答用紙の4択の横に黒丸を書いてあとで見直しです。

数問はよくよく考えた後で若干の修正をしました。

またまたトイレに行き、帰って審判を待つ間の居心地の悪いこと。

結果は「合格」

ををを〜。憧れの百ワット機を合法的に買えるぞ〜。

これもやたら電波防護指針が出て、あちらでは1.5KW出す責任と意味を問うているのだなと。

Generalが取れたらTechnicianの試験を監督できるのでそのような設問も。

あと、日本と違ってHFのバンド内は虫食い周波数なので、運用できる周波数範囲を覚えるのがつらいです。

おもしろいのはコンテストに出るときに、バンド内のどこの周波数が得策か?なんてのも。

Element 4はさすがに正午が来たので13:00頃にやります、ということで荷物を持って退出しました。

関ハムで昼食したりいろいろ見たり物買ったりです。

百ワット機無いか探しましたが、古いのに8万円とか納得の行かない価格だらけで、結局買わず。

アイコムのお姉さんにID-91のメモリ書き換えとかやってもらって13:00前に帰ってきました。


Element 4(50問中37問以上正解で合格)

事前準備こそはしていますが、さすがにこれはおまけです。

問題数が増えています。

昼の受付があるので回答中にCWの音やら聞こえるだろうとあまり気を張らずに取り組むことにしました。

粛々と訳の分からない問題に取り組んで行く最中、始まりました。CWの試験。

前に座っていた午前中から一緒に受験していた人はさっさと問題と回答を閉じで音が収まるまで待ってます。

流れてきた内容は、限りなく午前中と同じ気がしましたよ!

受験者が違うので(私たちは答える必要が無いし)かまわないのでしょう。

再び静かになり、14:00過ぎに回答を提出。

結果は無事「合格」していました。

あれれ〜One Day Extra出来ちゃった、ということになりましたよ!

さすがに無線工学重視で、計算問題が山ほど出ます。

ルート計算できる電卓は必須です。

事前にちゃんとVEに確認を取って使いましょう。

デシベル計算も出ますが、電力しか出ないので3dB=2倍と対数の性質を覚えておけば大丈夫です。

逆に電波防護指針は全然出ません。

下位の試験で出た問題は原則出ないのです。

日本の1アマは一発取り出来るので全範囲出るんですけどね。

法規はVE制度そのものの設問が多いです。

要はExtra取ったらお前もVEになって後輩を指導するのだ!、なんでしょう。


もし残念だった場合は、結果が惜しい場合はまた$14相当額を払うと再試験出来るそうです。

金さえ払えば、用意している問題のバリエーションが尽きるか、受験者が根負けするか、借りている部屋の使用時間がいっぱいになるまで何度でも再挑戦できるのです。

日本の試験は再試験の前に合否の判定がずっと後ですものね。

ちなみに、他のみなさんもGeneralまでは余裕で行っていました。

というか、韓国語で言うオプソヨは私の目にした範囲では無かったです。

日本人の無線オタクはすごい。

なお、下位のElementに合格したら1つ上のElementを無料で受験出来ますが、自主的に辞退も出来ます。

勉強していないElementは無理して受ける必要は無いでしょう。

ほとんどの日本人はHFにそれなりに出れるGeneralまでで一度終了して、後日Extraだけ取りに行くというパターンが多いです。

もちろん費用は一緒なので、試験の雰囲気を知るためにあえて受けても悪くはありません。


成績処理と雑感

CSCE(成績証明書)の記載事項、特に自分の名前とアメリカの住所を確認して、自分のサインをして下さい。

Form605とCSCEにVE3人のサインとコールサインを頂いて、CSCEの一番上、控えを1枚貰って他を提出すればおしまいです。

あとはFCC ULSのデータベースにコールサインが載ればその日から10年間運用OK、あ、アメリカ合衆国での話ね、となります。

直接払ったお金は$14=1600円だけ。

受験料にはFCCへの免許申請代も含んでいるのです。

その日のうちでは合格し続ける限り追加のお代は要りません。

交通費や私書箱代やQuestion Poolの印刷代やらはありますが。

アメリカ映画を見てて思いますが、人間は人間を簡単には裏切れないものなので、こういう制度にしたら遵法度も高まるんだろうなあと思います。

悪く言えば相互監視ですが、とげとげしくならないよう配慮されています。

あと、ハムがハムを生み出すというのはいかにもアメリカ合衆国という感じがしました。

試験前に「ここはアメリカだと思ってください。日本じゃないんです。」なんて言ってましたな。

最後に、取らせるための資格制度と試験執行と感じました。

問題も英語、答えるのも英語ですが、文法的な厳密な意味での英語力は中学生並みで充分じゃないでしょうか。

問題の出題パターンは数種類しかないのです。

日本語的な質問文への変換方法はパターン認識で分かってきます。

技術英語のボキャブラリーだけはかなり必要ですが、これは日本でアマチュア無線をやってたら相当部分は大丈夫です。

ほとんど言い換えですし、かえって英語の表現でより意味がはっきりしたものもあります。

どうですか?


コールサイン発給(2006/6/17)

FCC ULSにて現地時間2006/6/16にコールサインが発給されたことを確認しました。

わずか1週間で分かるんですね。

日本でも1週間程度で免許状が届くようになりましたが、肝心のライセンスサーチは発給後1ヶ月先にならないと掲載されないです。

Oparator ClassがちゃんとAmateur Extraになっていて一安心。

一歩遅くて4文字コールにはならなかったですが...。

過去に誰にも発給されていないコールサインなので他人に間違われる心配はありません。

ついでなのでN4MC's Vanity HQでこんなものを刷ってみました。

なんちゃってライセンスですね。

誰でも印刷できるので、「なんちゃって」です。


ライセンス受領(2006/7/21)

※2017年現在は郵送でのライセンス発送は原則廃止になって、FCC ULSからのダウンロードです

無事ライセンスが届きました。

封筒の中身は紙切れ一枚です。

決して立派とは言えません。偽造出来そうですが、おそらく地紋に秘密があるのでしょう。

印刷は2006/6/19(月)です。

早速百ワット移動しない局を開局申請したのは言うまでも無いことです。


バニティコール申請(2006/7/22)

Extraを取ったら憧れの4文字コールが欲しいですよね。

空きがあればオンラインで簡単に申請できます。

入力はIE6SP1で問題無く行うことが出来ました。

個人情報だらけになるので、文字だけで説明します。

なお、申請は続けて2回以上しないでください。

申請が途中やめの場合Savedということになります。

削除可能ですが、30日立つと自動的に消えるようです。

FCCが申請を受け付けるまでは内容の変更が可能なようです。

※2017年現在は無料です。そのため4文字コールサインの空きはほぼありません。


バニティコール受領(2006/8/12)

割り当てました、というメールでも届けば良いのですが。


ライセンス到着(2006/9/26)

これで文句なしのExtra Licenseですね。

ちなみに、変更申請したらその時点からライセンスの有効期限が10年にリセットされます。


ARRL/VEC VE資格取得(2007/6/3)

無事グアムでのDXバケーションも終え、 お礼も兼ねて2007/3に岡山で行われたARRL VE試験を見学しました。

次来るときはVEでね」と釘を刺されてしまったので、ARRL VEになるべく努力が始まりました。

無事認定されれば試験執行を行う側、ハムを生み出す側になれるのです。

答案を採点してサインするなんて、かっこいいですね。

なお、無資格者でも「non VEの協力者」ということで試験執行に直接かかわりの無い部分、例えば会場設営等、ではお手伝い出来ますしVECへの報告時に名前も伝わります。

VEにはGeneral Class以上を取得するとなれますが、Extra以外は自分の持っているClass未満(含まない)の試験にしか関われない、例えばGeneralの人はElement2=TECNICIANの試験のみ、なので実質Extra Class Holderのみがなる事になります。

まずは申請書ですが、ARRLのWebページにあるVE Manualに綴じられています。

要はマニュアルを熟読してねということです。

そして、恐怖の

Open-Book Review

を解かなくてはなりません。

試験問題なんです。

46問あります。

(現在はCW試験が無くなった関係で、問題数が変わっているようです)

マニュアルを探しながら(Open-Bookなのでかまわない)がんばって、解きました。

分かるところは必ず」解いて下さいね。

YES/NOで答えるだけというのも多いです。

分からないところはあえて無回答でもかまわないようです。

さすがに全部真っ白はだめでしょうが。

書き終わってサインしたらライセンスのコピーと一緒にARRLへ送るわけですが、FAXでも良いようなことが書かれていますが郵送が堅いでしょう。

(既に他のVECに認証されている場合はFAXでも問題無さそうです)

結果は1月ぐらいで届くそうですが、私のところにはいくら待ってもだめでした。

たまらず問い合わせのメールを出したら「あなたは問題なく承認した。ライセンスの住所に一式送ったよ!」と返事が来ました。

なるほど...。

現地に問い合わせ、数日待って無事現物をゲット出来ました。

申請書に日本の住所を書くと直接届くそうなので、これから申請を考えている方はそうされればと思います。

中身はラミネート加工されたIDカード(バッジ)と認定証です。

ラミネートが不完全なのがアメリカらしくていい感じです。

ちなみにVE認証されたかどうかはここで分かります。

申請時に書いた住所に届くらしいですが、あまりにも認定書が届かない場合は念のためライセンスのメーリングアドレスを確認しておくと良いでしょう。

VE認定期限がライセンスの切れる日まで、ほぼ10年でした。

見習いは3年とか聞いてたのですが、なぜでしょう?

2007/3の岡山での試験見学時に「non VEの協力者」ということで名前とコールサインを書いたのが効いたのかな?

ただ単に今は皆そうなのかな?

何にせよ、これで正式なVEとしてお世話になった岡山VE Teamへ奉仕が出来ます。


W5YI/VEC VE資格取得(2008/12/2)

ARRL/VECのVEとしてご奉仕して1年経過しました。

岡山以外にもみちのくで修行しました。

そろそろW5YI/VECで他流試合したくなったので、こちらのVE資格を得ようと思いました。

ここから手続きが可能です。

とりあえず必要な項目を埋めると電子メールが来るので、書いてある内容に返事を出すと郵送で申請書が送られてきます。

ARRLはOpen-book Reviewがありますが、どこかのVE Teamへ所属するという考えはありません。

しかし、W5YIは試験は無いのですが、既存のVE Teamの責任者の方に申請書へサインを貰う必要があります。

幸いにも今は無いSNSで九州VE Teamの方とお知り合いになれたので、ご指導の元責任者の方とコンタクトしました。

快諾していただき、サインを貰った後約1ヶ月後に認定書が届きました。

金色の派手なステッカーが張れれていて見た目はいい感じです。

しかし、無料での認証の場合、小型のIDカードは付属しません。

お金を払って別途貰う必要があります。

申請時に同時にクレジットカード番号を書くと一緒に届くようです。

必要な方は忘れずに。

こちらはVE Numberというのものがあります。

試験時は名前とVE Numberを併記することになります。

もちろんわざわざ福岡まで行き、VEとしてご奉仕してきましたよ。

W5YIの場合は、やはり直接試験会場に赴いてContact VEに話をすることをお勧めします。

近所にVE Teamが無い方が認証されるのはかなり厳しいと思います。


再免許申請(Renew)

10年経過で再免許申請を行いました。

失効の90日前から可能です。

FCC ULSから簡単に出来ました。

手数料は2016年現在無料です。


FCC試験の情報入手先

Googleで"FCC試験"をキーに探すといろいろ出てきます。

違う意味ももちろんあるので(フラワーアレンジメントや不要輻射規制)よく見分けてください。

そして一番確実なのが、試験会場に赴くことです。

事前に連絡を入れることを勧めますが、疑問点は晴れることでしょう。

実際、受験を考えているが今回は受けない人、既にライセンスを得ているが疑問点がある人が試験会場に来ることは珍しいことではありません。

例えばアメリカ国内の住所をどうやって借りるかというのがよく問題になりますが、絶対に貸してくれるところというのはめったになく、例え業者であっても水物であることは理解できると思います。

住所をVEの方が斡旋することはまず無いと思いますが、受験生に聞くことであるいはヒントになることがあるかもしれません。


果たして自分でもExtra Classを取ることができるでしょうか

結論から言えば、「努力を惜しまなければ必ず合格できます」です。

今まで何人も夢を現実にした人を見てきました。

必ずQuestion Poolの中から出るのです。

CWの受信練習と同じで、模試をやり続ければある日突然合格圏内に入るのです。

何もOne Day Extraを目指す必要はありません。

1段づつ積み上げて行けば良いのです。

下は小学生から上は70歳代までもれなく最後は合格できています。

資格はあって邪魔になるものではありませんし、必ず活かせる場面が訪れる、いや、来るように行動するはずです。

受けてみれば分かりますが、合格するとVEばかりではなく他の受験者からも拍手が湧きます。

これはかなりのモチベーションアップになります。

「ぼくはここにいてもいいんだ」なんですね。

試験会場で戦友ならぬ友人が出来るかもしれません。

日本の試験とはかなり違った雰囲気を楽しんでください。


リンクは間違った紹介を防ぐためにも事後で結構ですのでメールを下さい。

こちらからもリンクさせていただきます。

なお、時々構成変更があるので、FCC試験に関する話題の場合はこのページをリンクして下さい。

個々のコンテンツへの直接リンクはお断りします。


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最終更新日:2018/11/24 21:01 +0900

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