グアム旅行記1

2007/1/24(水)-27(土)にグアムへ行ってきました。

今回は1人でてるみくらぶのフリーツアーです。

航空機チケットが前日に届いたり入国書類や航空会社やホテルのチェックインがセルフサービスが原則とあまり評判が良くないですが、確かに安いです。

至れり尽くせりのフルサービス希望の方にはお勧めできないです。

今回の目的は、

  1. 2006/12に大きな手術をしてしまい、退院後の体力回復
  2. 2006/6に取得した米国のアマチュア無線免許を実際に行使する
  3. 身体障害者になってしまったので、身障者手帳でどのような優遇があるのか体験する

です。

かなりの円安で、USD$1が125円でした。

ドルの現金は事前に中国銀行で$100用意していきました。

国際運転免許証も用意しましたが、レンタカーは借りませんでした。

時差は1時間です。

日本の12:00が現地の13:00です。

時間は基本的に現地時間で記しています。


2007/1/24(水)

関西空港を21:40離陸のため、家の出発は15:00頃でした。

今回は関西空港迄は自分で行く必要があります。

身障者手帳の交付を受けたので早速割引を使ってみました。

新幹線、特急はるかともに自由席にしました。

乗車券が半額ですね。

新幹線の特急券は割引無しです。

はるかの特急券は新幹線との乗継割引で半額になっています。

特急はるかの自由席は予想通りがらがらでした。

指定席の方が旅客が多いのはいつものことです。

座れないリスクが無いわけではないですが、1人旅の場合は自由席で充分じゃないでしょうか。

新幹線からの乗継だと誰でも特急料金が570円です。

関空は第2滑走路の宣伝に余念がありません。

実際の滑走路がある側には露天にプラズマテレビで宣伝ビデオを流していました。

無駄な投資は抑制して欲しいものです。

あと、今時エヴァンゲリオンの影響でもないでしょう。

関空の身障者用トイレです。

どのトイレも同じ仕様です。

高さ的に微妙でオストメイトには使いにくいかな?

大きな洗面台があったので、廃液をそこで流しても良かったのかもしれませんが抵抗があったので便器にしました。

フラッシュボタンはセンサー式でした。

なぜかVISAゴールドカードを持っているのでラウンジ比叡を使ってみました。

3階のショッピングモールの奥まった場所にあります。

ユニクロ裏ですが、最初間違って入ってはいけない場所に行ってしまいガードマンに追い返されました。

クレジットカードの他に航空券が必要です。

ソフトドリンク無料、アルコール有料でした。

お菓子はキャンディと豆類しか無かったです。

新聞や雑誌もありますが、長時間の暇つぶしには厳しいかな?

奥は喫煙席です。

大人気でした。

全日空の窓口でチェックインです。

間違ってこの後紹介するエバー航空台湾便の列に並んでしまいました。

手荷物もそちらで検査してしまいましたが、正しいグアム便のチェックイン前には検査を省略してくれました。

渡された書類に宿泊先を書いてくださいと指示がありました。

泊まる場所が無いといろいろあるようです。

自動チェックイン機で手続きをしたらマイレージカードの提示を要求されました。

格安航空券では無いのか?マイレージがついていました。

クラス:Tってエコノミーの中ではどのくらいのグレードなのかしらん。

出国です。

PCとアマチュア無線機を手荷物にしました。

特に何も咎められることなくすんなりと行えました。

まずは一安心です。

無線機は強力な電波を発する機内では使用できない機械ですが、マイクは預けた荷物に入れて外しています。

単体では送信できません。

いざ質問されたら「Radio」と答えるつもりだったのに残念です。

英語ではこの手の機械を「Radio」と言いますから間違いではありません。

出国後も暇なのでラウンジ六甲へ行きました。

こちらはゴールドカードだけで無料で使えます。

ビールを山ほど飲んでいたおっさんがいましたが?!アルコールは有料です。

その他もラウンジ比叡と似たようなものでした。

窓際の席は有線LANとコンセントがあってインタネット接続が出来ます。

もちろん無線LANもあります。

台湾エバー航空の台北行きハローキティジェット

か、かわゆい!、乗りたいよ!

こういうストレートなところが台湾らしいですね。

子供連れの方がしきりに写真を撮っていました。

実際に乗ったのはこっち。

国内線と大差無い装備でしょぼ〜ん。

もちろん各席毎のテレビはありません。

特に遅延も無く出発しました。

前に関西空港から韓国へ行ったときは2時間近く遅延したんですが。

国際線待合室では無線LANで無料でインタネット接続可能です。

しかし、非常に電波が弱く、まともには使えません。

ラウンジで使えば良かったです。

暗号化はされていません。

なお、無料のPCもあるので、ブラウズだけならそちらでも良いでしょう。

初日は飛行機が離陸したところで終了です。


2007/1/25(木)

機内食はかなり少なめです。

もっとも食べている人は殆どいません。

かわいい袋ですが、機外への持ち出し禁止のために事実上はあまり意味がありません。

グアム空港に到着です。

入国審査はあまり厳しく無かったです。

「マエノヒトト、グループデスネ」と聞かれたのでYESということにしたらそれで終わりです。

ちゃんと旅行会社の方の出迎えもありました。

深夜にもかかわらず沢山の旅客です。
空港の1階にちゃんとカウンターがあります。

安心といえば安心ですね。

オプショナルツアーのちらし満載の封筒を貰います。

一応ホテルの書類、帰国時の指示書も入っています。

商魂逞しいですが、現地では何も申し込みしませんでした。

泊まったのはインペリアルスイーツホテルです。
一応カードキーです。

無線LANで無料でインタネット接続可能ということです。

WEPキーはフロントに言えば教えてくれます。

しかし、部屋では使えませんでした。

WEPキーの認証は通るのですが、IPアドレスのリースにタイムアウトします。

どうもアクセスポイントとルータの間に問題があるようです。

部屋は3階でした。

かなり広いです。

電子レンジとコーヒーメーカー装備ですが、コーヒー豆やお茶の葉等はありません。

水道の水が飲めるのか不明ですが、おそらく生では飲まないほうが良いでしょう。

冷蔵庫や暗証番号方式のセキュリティボックスも装備していました。

フロント前のビジネスセンターです。

WindowsXP Proですが、ちゃんと制限ユーザになっていました。

無料で使えるPCがあるので、ブラウズだけならこれを使えば良いでしょう。

日本語表示は全く問題ありません。

2台PCがありますが、1台は日本語IMEがインストール済みなので入力も可能です。

アカウント情報は自動的には消えないようなのでWebメールを使ってしまうとアカウントをクラックされる可能性はありますが、緊急時にはありがたいでしょう。

なかなか大きなベッドです。
部屋の構造はこんな感じです。

キッチンの左側はトイレとシャワーがあります。

水周りはシャワーの出口が外れていたり、お湯が出なかったり、ヒドいものでした。

手前にはソファーとテーブルが置かれています。

部屋は一番上の3階なのは良いのですが、配置は回の字状で、不幸にも内側の部屋でした。

窓を開けると中庭があり、エアコンの室外機の先に向かいの部屋が見えるのでした。

針金は自分で張ったアマチュア無線用アンテナです。

テレビとAM/FMラジオ兼用の時計があります。

情報入手には困らないです。

テレビは全部で70ch程度あります。

当然NHKワールドプレミアムを流しています。

その他日本語での観光コマーシャル専門チャンネルが2つほどありました。

しばらく睡眠をとります。

9:45にDFSギャラリア行きの無料シャトルバスが出るので、それに乗ることにします。

以後、23時まで毎時1本の割合で走っています。

シャトルバスは4-3-3-1の11人乗りでした。

どのホテルもフォードのこのモデルを使っていました。

街の中心地タモン地区まで10分程度です。

立派な免税店DFSギャラリアです。

交通の結節点としても重要です。

ツアーデスクやバスチケット販売、レンタカーの契約も出来ます。

街中はザ・ショッピングバスラムラムタモントロリーの2社がバスを走らせています。

いずれも乗り放題パスや数回使用出来る回数券などあるようです。

下はDFSギャラリアの入場券です。

他社の旅行会社だと前述の乗り放題パスが包含されているそうですが、激安ツアーなので別になっています。

一応観光ということで恋人岬へ行きます。
恋人岬までの路線はラムラムタモントロリーの独占で、$7で往復の足と入場券、2回分のトロリーバスきっぷのセットが買えます。

車内で買えるので安心です。

街を抜けると原野が広がっています。

時々米軍の施設と思われる鉄格子もあります。

沖縄同様アメリカの世界戦略の要、基地の島なんですね。

入口です。
こんな感じで岬の先に展望台があります。

入場料は個別に払うと$3でした。

親に結婚を反対されたカップルがお互いの髪を結んで岬から心中したという物語が絵にされています。
岬はこんな感じで断崖絶壁です。
フィリピン海はきれいでした。
植生はきれいな花が咲き乱れる、という感じではないです。
先住民族のチャモロ人の残した工芸品が展示されています。

入場無料です。

物によっては売っているそうです。
暑い島なのでミネラルウォーターは必須です。

現地で買うと$2もしました。

後でホテルの自動販売機で75セントというのを知ってしょぼ〜ん。

観光地は物価が高いです。

定番所を行ったので、ショッピングモールを回ることにしました。

マイクロネシアモールです。

説明は全部日本語と英語です。

車から鉛筆まで何でも売っています。

玩具店に行きましたが、アメリカンキャラクターばかりでいまいちでした。

本屋があったらしいですが、行くのを忘れてしまいました。

フードコートです。

バーガーキングとかタコベルとか米系ファストフードが多いですが、中華や韓国料理もあります。

もちろん怪しい日本料理もあります。

フィリピンではマクドナルドも歯が立たないというジョリビーもありました。

ハンバーガーの他にスパゲティを売ってます。

現地の日本人学校の生徒が作った作品を飾っていました。

カタカナの名前だったりミドルネームがあったりで、日本人とは思えない名前の生徒が多いです。

このような展示は日本より日本らしいと思うのは私だけでしょうか?

世界一大きいらしいグアムのKマートです。

スーパーマーケット+ホームセンターという感じです。

Kマートは普通はガソリンスタンド併設のコンビニというイメージがあります。

ホテルの近所のSSにもありましたよ。

防犯のために自動販売機は屋内が多いのですが、Kマートはバスストップ前に置いていました。

頑丈そうな筐体に大胆な商品訴求ですね。

ペプシ1本が75セントから$1程度でした。

ガラナ飲料のルートビアも売ってました。

大概のファストフードは日本語で看板を出しています。

マクドナルドも日本と同じ看板です。

店の中は英語が主ですが。

ドリンクは大概ドリンクバーになっているので、店で飲む分にはサイズのLMSの意味は少ないです。

テイクアウト時のみ差があります。

Lなんぞ頼むとリットルというかガロンオーダーで飲めるようです。

ということで、観光客らしいことをして15:00頃ホテルに帰ってきました。

アマチュア無線でもするかな。

格好だけはついているシャックです。

YAESU FT-817NDアサップシステムのACアダプタELECRAFT T1アンテナチューナーに自作のループアンテナです。

PCと接続してCQマシンに、また、PSK31やRTTYの送信が可能です。

リグの上にはもちろんアメリカFCC Extra Classのライセンスが控えています。

日本の局免許があれば(もちろんHFに出るには3アマ以上の資格が必要)必ずしもFCCの免許はいりませんが、CW試験が無くなったことだし、取るのも良いでしょう。

アメリカなので送信機の技適だの変更申請だのはありません。

アンテナはこんな感じで敷設しました。

1辺が1.5mの正方形で、3回巻きにして18mの長さを確保しています。

300Ωの平衡フィーダ5mで給電して、ELECRAFT T1チューナーで整合を取ります。

安定度だけは非常に良くて、7-50MHz全てVSWR1.0まで落ちます。

しかし、受信してみたところノイズだらけで話になりません。

PC、ACアダプタ、エアコンの室外機、さらにはテレビからのノイズを拾っていました。

結果はボウズで終わりました。

聞こえなければ交信は成立しませんね。


2007/1/26(金)

ボウズはいやだ!ということで、無謀にも移動運用を試みます。

幸い前日の観光で土地勘はある程度つきました。

この中に必要なものが全て入っているなんて信じられますか?
ヒルトンホテル隣のイパオビーチです。

人の気配は少ないです。

入るのに特にお金は要らないようです。

イパオの歴史が説明されています。
いろいろな水棲動物がいるようです。
ビーチで過ごす際の注意書きです。

旗が立っていて、色によって遊泳禁止とか許可とかあるようです。

泳いでいる人は少なかったです。

ライフセーバーです。

高校生と思われる若者がボランティア活動と思われることをしていました。

きれいな浜です。
向こう側はヒルトンホテルです。
こんな感じで設営してみました。

さすがにバッテリー駆動とノイズ源の無い浜では静かです!

これだけS/Nが良ければさぞかし...聞こえますよ!14MHzでパラオが!

丁度JLRSの皆さんがパラオペディT80Jに行っている日でした。

まだノーマークの時に呼びますが、しょぼい波では力不足なのか帰ってくるのはCQの連発でした。

その後うちの非常に近所の方がQSOして(ちょっとびっくり)クラスタにでも上げたのか後はパイルアップでした。

アメリカ、イタリア等も聞こえました。

必死で呼びますが、コールバックはありません。

そうこうしているうちにバッテリー切れがやってきて、あえなく12:00前に撤収の憂き目に遭いました。

すぐにCQ連発に戻ったらしいのですが、残念です。

受信だけならまだ動くので、試しにラジオNIKKEIを受信したところ9MHzの電波をキャッチ。

良く聞こえています。

11MHzの韓国KBS WORLDも電波をキャッチ。

良く聞こえています。

少なくとも10MHzは開けていたと思われます。

残念。

 

仕方ないのでDFSギャラリア経由でホテルに帰り、16:00頃まで昼寝をしました。

途中日本語放送を行っている104.3MHz FM104(KIJI)を聞きながらです。

今日の深夜0:25にはホテルを離れるので休む必要があります。

もちろん充電をしながら寝ます。

リベンジです。

17:30頃現地に戻ってきました。

そろそろ夕暮れです。

夜は怖いので休憩所で設営することにしました。
水も用意して、電池がなくなるか気力がなくなるまでCQを出し続ける決意をしました。
このような時間になり、
とうとう漆黒の闇が訪れました。

結果はやっぱりボウズでした。

残念。

受信だけなら以下の通りでした。

7MHz 数局聞こえた。硫黄島移動の7エリアの方は強かったが日本国内からパイルを受けていたので無理だった。
10MHz CWが聞こえた。LSBで怪しい交信を受信。フィリピンあたりの違法局か?
14MHz アメリカ、ヨーロッパ、日本等多数聞こえた。さすがは上級者バンドだけあって一番強力に聞こえたが、キロワット当たり前のバンドなので釣り合いが取れなかったようだ。
18MHz 日本の1エリアのCQが聞こえた。何度呼んでもCQの連発で聞こえなくなった。
21MHz 全く聞こえず。19:00から30分ほどCQ連呼したが、寂しい結果に。

電池はまだ残っていましたが、19:40頃撤収することにしました。

FT-817NDは5W出力が可能ですが、電池駆動では2.5W最大に落ちてしまうのでより不利だったのでしょう。

ヒルトンホテルまで歩いて行き、バスの待合室で待っているとGPO行きの便が来たので乗ることにしました。

ヒルトンホテルは分かりやすいバス停でした。
雨が降ってきました。

カリフォルニアマートは行きそびれてしまいました。

グアムプレミアムアウトレットです。

衣料品の専門店が多数入っていて、シネコンもありました。

ここでデジタルカメラの電池切れ。残念ですがホテルに帰って充電です。

無料のタクシーでDFSギャラリアに行き、ホテルまでのシャトルバスに乗り換えて帰りました。

丁度21:30でした。

0:25の出発時間までまだあるので10MHz PSK31でCQを連発してみました。

PCでゲームをしながらCQを出したのが悪かったのか、一度だけあったコールバックを見逃してしまいました。

ショック...。JR2の局長さんごめんなさい。

これがQSO成立していればボウズからは脱出出来たのですが。

0:00頃までCQを続け、ボウズ確定を見届けた後に片付けをしてホテルを後にしました。


2007/1/27(土)

帰るだけです。

グアム空港2階です。

深夜にもかかわらずたくさんの便があります。

日本以外にも韓国のインチョン空港やプサン空港行きもあります。

トイレは便器がやたらでかいです。

障害者用も周りが広いだけで同じです。

足元は穴が開いているのでとなりが見えます。

やろうと思えば荷物の万引きも出来そうです。

離陸が4:00、チェックインは2:00からだそうですが、それまで間が持ちません。

フードコートはご覧のように閉店です。

外は雨です

お店は大韓航空営業所隣の1件だけ開店しているのを確認しました。

ソフトドリンク$1.25とか値段は高いです。

少し早く1:30にチェックイン開始になったので、さっさと荷物を預けて出国することにしました。

預ける荷物はカウンターでは預ってくれず、クレームタグだけつけて自分で横の荷物預かり場に持ち込む必要がありました。

預ける荷物は検査後このようなホログラムシールを張られていました。

偽造防止ですね。

出国は手荷物検査だけで特別な審査はありませんでした。

もっとも手荷物検査は靴を脱がせてベルトを外させて結構厳しい感じがしました。

PCとアマチュア無線機は手荷物にしましたが、行きの関空同様何も聞かれなかったです。

出国後は免税店とフードコートが営業していました。

深夜にもかかわらずご苦労なことです。

待合室にはワゴンまで。

商魂逞しいです。

さすがに旅客も眠そうです。

しかし、米国の保安に対する呼びかけがひっきりなしに放送されるので迷惑です。

行きと似たような中身ですが、バッグのデザインが違います。

もちろん中身を含めて機外への持ち出し禁止です。

4:00離陸ということで、殆どの客はすぐに寝てしまい食べていません。

6:40頃関空に到着です。

入国審査は何と何も聞かれません。

税関申告も荷物を見せることも無くOKでした。

量が少ないので安心なのでしょう。

帰りの特急はるか車内からblogの更新をしてみました。

接続が数度切れましたが、出来なくは無いようです。

モブログの方が無難ではあります。

倉敷駅まで帰り、タクシーで家にたどり着きました。

タクシーは1040円のところが身障者手帳のお蔭で930円で済みました。


10:30頃家に帰ってから風呂に入り、19:00まで寝ていました。

深夜便は疲れます。もう結構。


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