小笠原諸島旅行記8
うちより立派なアカバマンション
2022/5/3-8に小笠原諸島へ行ってきました。
残念ながら5/7午後以外は曇天や大雨でした。
コロナ禍中の旅行でしたので、今までと違って制約だらけで自由が全くありませんでした。
アマチュア無線
現地で運用してきたので、まずはアマチュア無線的な結果を紹介しましょう。
興味の無い方は次を見てください。
今回は両親と3人で無線は従の観光目的で行ったため、2人部屋しか無い境浦ファミリーは使わず 、おがまるパックを使って3人和室のあるホテルビーチコマへ宿泊しました。
また、まんぼう等旅行自粛要請が発出される危険性があるため、送り返す手間を考えると機材の先送りは断念しました。
当日手搬入で出来る範囲の機材にしました。
事前にVOACAPでコンディション予測を行い時間のあたりをつけておきました。
父島広島1/4λバーチカル10WSSBの予想結果です。
20m=14MHz以外は望み薄という結果です。
実際SSBは全バンド不成功です。
今回は宿至近の扇浦海岸に7時朝食前2回と、
扇浦園地に18時夕食前1回、グレーラインに3回、合計4時間弱移動運用して、IC-705のバッテリーでQRP 5W運用しました。
前者は目の前に生えている木2本に5mの導線を張り、後者は後ろのフェンス迄導線を張って運用しました。
なお、前者と後者は湾岸道路を挟んで海側と山側で、ほぼ同じ場所です。
後者は2022/3開設の新しい設備です。
FT8は連続送信で熱を持つのと、電池を節約するために2.5W運用です。
LWとQRPでどこまで飛ぶかの検証も目的です。
電源はUSB-C PD対応の10000mAHモバイルバッテリーを使い、15Vトリガーケーブル出力でノートPCとIC-705へ供給しました。
2時間程度は持ちました。
ATUはElecraft T1に自作のI/Fを繋いでIC-705のFUNCTIONにあるATU TUNEボタン一発でチューニングが取れるようにしました。
なかなか便利でした。
AH-705の方が入手性が良いですが、既にT1をお持ちの方には良いと思います。
ちなみにT1はまだエレクトロデザインが存在する頃に特価19,800円で買いました。
アースは50cm-2m迄の6本足カウンターポイズです。
14MHzは2.5WにもかかわらずCQ即パイルになって愉快でした。
オンフレで一斉に呼ばれるとパイル時に潰し合って復調不能になるので、サブキャリアのスプリットで送信周波数をずらすと有利ですよ。
見えた局は後から呼べますが、復調できない局は出来ないです。
さて、なぜ移動運用になったかというと、
3人和室がレストランの東側の建物2階でまあまあ良かったのですが、お隣が同業者で先に釣り竿アンテナを上げていたからです。
協議して時間を分けて運用でも良いのですが、こちらは老いた親の世話をしながら空いた時間にしか運用出来ないので物理的に離れた場所での運用を選びました。
写真左が北側、内地側です。
一応自作のNyawant2を直結して受信を試みましたが、さっぱりでした。
チョソンの声は聞こえたのですが...。
以上からホテルビーチコマの無線的な実力は不明ですが、移動運用を選んだのは正解だったと思います。
交信結果です。
FT8
BAND 合計 10 23 14 52 18 53 21 6 合計 134 MIX
BAND 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 DX 合計 10 7 3 5 1 1 3 3 23 14 22 3 5 5 4 5 2 3 3 52 18 5 1 1 7 2 4 5 7 2 10 9 53 21 2 3 1 6 合計 34 7 6 17 7 10 10 12 2 16 13 134 今回はFT8しか釣果がありませんでした。
予想通りの結果で、しょぼ〜ん。
ハイバンドで強力に届くEスポには遭遇出来なかったです。
7MHzは自分のポリシーでワッチさえしませんでした。
一応21MHz SSBでCQを出してみましたが、しょぼいロングワイヤアンテナで5Wではきついようです。
SSBは真西の沖縄が強力に聞こえました。
DXは中国、東南アジア、オセアニア、北米が出来ました。
14MHzではEuからも呼ばれたのですが、QSO成立には至らなかったです。
QSO数を見て分かると思いますが、上級にしか許されない10/14MHzはハムバンドの王様です。
長くアマチュア無線を続けたいのであれば、2アマ以上は是非取得して頂きたいと思います。
今回の日程は帰りがおがさわら丸ドック入り直前の便になるので、島民が内地へ移動する分もあり、プラチナチケットだったようです。
常連さんですら帰りがキャンセル待ちで結局行けなかったようです。
おがまるパックが優先されているという情報を得ていたため、それを勘案して3/8の電話受付開始日昼に電話して偶然にも一発で繋がり、おがまるパックなら取れるという話だったので即決断しました。
小笠原村へ滞在するにはPCR検査陰性証明を要求されます。
お店や宿、ガイドを頼むときに要求されます。
検査自体は無料なのですが、検体を出発前日の13時までに竹芝桟橋まで持ち込まないといけません。
遠く離れた倉敷からだと前泊しないと無理です。
幸い手数料3000円と往復送料を負担すれば検査キットの事前受取、元払い発送が出来るので、3人分で13000円程度掛かりましたが妥協することにしました。
手数料と送ってくる分の送料は合算で受け取り時に支払います。
なぜかヤマトで送ってきて、ゆうパックで送り返すという不思議な仕組みでした。
出港前日(5/2)の72時間以内に検体採取ということなので、4/30朝に唾液を採取して9時の倉敷郵便局ゆうゆう窓口開店に合わせて提出しました。
送料は3つで割引が効いて2780円でした。
伝票の控えがPCR検査実施証明です。
出港前日(5/2)の20時迄に電話が無ければ陰性扱いです。
竹芝桟橋で伝票の控えを見せたらProtect Bonin Family腕輪が貰えます。 これを付けていればPCR検査済扱いです。
なお、内側にシリアルナンバーがあります。
ラッキーナンバーだとプレゼントがあったようです。
お店や宿にはこのようなポスターが貼ってあります。 検体受領証は出港前日に検体を直接竹芝桟橋へ持ち込んだ場合に貰えるようです。
見て分かると思いますが、ソフトバンクの仕業です。
浜松町駅から竹芝桟橋へ行く途中にソフトバンクがあるんですよね。
食事
朝 昼 夜 5/3 5/4
5/5 5/6 5/7 5/8 おにぎり菓子パンやファストフードは省略しました。
今回は珍しくカップめんは食べなかったです。
最後にいろいろな写真を紹介して終わります。
ササモクレンタカーで1航海パック18000円でオッティを借りました。雨だらけだったので重宝しましたが、車体の方は離島ならではのコンディションでした。受付のおねいさんが良かったです。受取は店まで歩いて行きましたが、帰りは港までおねいさんが送ってくれました。おがまるパックのクーポン券で船内売店で缶バッジが貰えます。他にコーヒー1杯もサービスでした。世界遺産ゾーンに入域する場合に必須のガイドを雇う時の割引もありました。赤ぽっぽかな?二見港客船ターミナルには東京で一番南にあると思われるSuicaチャージ機があります。ICOCAにはチャージ出来たので、交通系ICカードであればどれでも行けそうでした。おがさわら丸船内でレストランや売店の買い物に使えます。