簡易スペアナSPECTRALOOK
アンテナ調整に便利という評判を聞いて、簡易スペアナのSPECTRALOOKを輸入しました。
国際EMSでオーダーから5日程度で届きました。
最近は売っているのを見かけません。
フロントには電源の緑と信号入力時に光る赤のLEDだけです。
リアはFコネクタ、ビデオ出力、ACアタプタ用の3つのコネクタがあります。
電源も含めてスイッチ類はありません。
ずいぶんとシンプルな作りです。
ビデオはモノクロで出力され、NTSC/PAL/SECAMどのテレビでも表示できます。
右のねずみ色の棒が信号強度で、下に行くほど強力です。
左のスペクトラムは縦が周波数、横が信号強度です。
ねずみ色が左に出ているほど強力な信号です。
普通のスペアナのように見るには右倒しにして左右を裏返すことになるでしょうか。
スキャンする周波数幅が950-1300MHz程度だったので、調整して上を2000MHz程度まで上げることにしました。
左右の六角ボルトを時計ドライバとペンチを使って回して裏蓋を開けると以下のようになっています。
テープで張ってあるだけなのね。
50MHzのクロックオシレータに5Vを掛けて矩形波を発生させます。
50MHzの倍数の高調波が出るので、山が何本出たかで大よその周波数の幅が分かります。
18本程度出ているので50MHz×18=900MHz程度の幅です
幅はあまりにも欲張るとたくさん見えるので見にくいです。
本物のスペアナはスタート/ストップの周波数の指定も出来るのですが、これはチューナーユニットを流用しているので下が950MHz固定のようです。
回路を解析したら可能とは思います。